ソチオリンピック、女子モーグルの競技が終わり、日本期待の上村愛子選手は4位でした。
上村選手は、前回のバンクーバー五輪を世界選手権チャンピオンとして迎え、メダルを期待されながらもわずかに届かずとても悔しい思いをしたことは、みなさんご存じのことと思います。
4度目の五輪を4位で終え、7位、6位、5位、4位と「なんで一段一段なんだろう」と涙を流したシーンは有名です。
一段一段なら次こそメダルを、と思った日本人は多かったと思います。
今回のソチ五輪も同じ4位でした。
しかし上村選手は笑顔でした。自分はやるべきことはすべてやりきり、本番でも最高のパフォーマンスができたからです。
決勝の最後に滑った第1人者のカーニー選手が誰の目にもわかるターンのミスを犯しました。
カーニー選手の得点待ちの間、上村選手の3位の期待が大いに膨らみましたが、ジャッジはカーニー選手に軍配を上げました。
疑惑の採点との声も一部にあるようですが、そんな声は、上村選手にとっては、どうでもよいことなのだと思います。
むしろ、第1人者として挑んだバンクーバーで結果を出すことのできなかった自分と、今回のカーニー選手をだぶらせ、彼女が金メダルを逃した悔しさを理解するほどの包容力を感じました。
バンクーバーとソチの4位という結果は順位では同じでも上村選手の満足度はまるで違います。
この満足はバンクーバーの口惜しさがあったからこそ得られたものであり、上村選手にとってはどちらも同じくらい大切な体験だったように思えます。
上村選手、4位入賞おめでとうございます。
感動、ありがとうございます。
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