と言っても、ビーチを彩るファッション水着のことではありません。
すくーる水着の水泳日記は硬派なブログなので、今回紹介する水着は当然、競泳水着です。元ネタは「競泳水着ニュース」というブログです。
11月30日、ミズノ社は2013年トップモデル「GX-SONIC」を発表しました。
この水着のコンセプトは、
「体幹のホールド」と「アップキック」を効率よく連動させること
従来のGXは体幹のホールドを重点に開発されていましたが、今回はそれにアップキックをサポートする機能を追加しました。
レース後半に疲れが出てくると、一般的に太ももの筋肉は前面に比べて後ろ面の筋力が弱いため、脚(下半身)が沈みがちになります。
GX-SONICはこれをサポートし、足がフラットな姿勢でキック打てるよう設計されています。
私のように後半に弱い選手には、向いているということです。
素材については、伸縮性が少ないため「硬い水着」という布帛素材のイメージを払拭するため、太さや加工方法など糸の設計から見直し、密度調整を行うことで、フラットな姿勢の維持に必要な強いホールド力をキープしながらも、「しなやかな風合いの新素材」を開発・採用しているそうです。
構造は、伸縮性や厚さの異なる3種類の布帛の生地配分とカッティングのパターン設計「SONIC LINE DESIGN」を開発し、水着のタイプにより各素材の配置を変更しています。
また、これまでのGXシリーズ同様、生地全体に「撥水加工」を施していることで水を含んで重くなることを防ぎ、縫い糸を使わない「超音波接着」によりシーム部分の凹凸が減らし、水の抵抗が少なくしています。
GX・SONICには、設計と着用感が異なる2タイプが用意されています。
「GX・SONIC D(ジーエックス・ソニック ディー)」…ホールド感を重視したタイプ、全体的に強いホールド感で、骨盤、腹筋をしっかりサポート
- 女性用(ハーフスーツ)…価格:30,450円(本体29,000円)、サイズ:3S、SS、S、M、L、O
- 男性用(ハーフスパッツ)…価格:19,950円(本体19,000円)、サイズ:3S、SS、S、M、L、O
「GX・SONIC M(ジーエックス・ソニック エム)」…動き易さを重視したタイプ、股関節が動かしやすい設計
- 女性用(ハーフスーツ)…価格:30,450円(本体29,000円)、サイズ:3S、SS、S、M、L、O
- 男性用(ハーフスパッツ)…価格:19,950円(本体19,000円)、サイズ:3S、SS、S、M、L、O
ミズノ社は、1965年に英国のメーカーSPEEDO社とライセンス契約を結び、日本における同社ブランド製品の製造・販売のみならず、SPEEDOブランドグループ全体における最先端技術の開発の役割も担ってきました。
しかし、2006年に創業100周年を迎えたのを機に、全商品のブランドを「MIZUNO」に統一する方針を決定。これに基づき、まだ期間が残っていたライセンス契約を2007年で打ち切り、以後は自社ブランドの水着を製造・販売することとなりました。
ミズノの水着ラインナップ
- GX・SONIC 2013年1月~:「体幹のホールド」と「アップキック」を効率よく連動させる最新トップモデル<FINA承認>
- GX(2012年型) 2012年1月~:ホールド感や設計の違いを付けることで、スイマーに合うよう3タイプ展開しているトップモデル<FINA承認>
- GX 2011年2月1日~:軽量の布帛素材で高い伸縮性と優れたホールド感を両立したトップモデル<FINA承認>
- RX 2010年4月10日~:2010年の高速水着。非常に締め付け感が強く、着用しにくい分、フラットスイムに期待できるトップモデル<FINA承認>
- CROSS AURA 2012年2月~:薄く伸長性の高い布帛素材とニット素材を採用し、水中での軽さと優れた着用感を同時に実現<FINA承認>
- MX-01/MX-11 2010年2月~:布帛素材を使用。動きやすさと着用感を向上した軽量&ハイパワーモデル<FINA承認>
- FIT AURA 2012年2月~:スイマーの動きを解析したウエア設計により、フィット性の向上と動きやすさを追求<FINA承認>
- KX 2010年12月~:スイマーの動きを解析したウエア設計により、フィット性の向上と動きやすさを追求<FINA承認>
- MIGHTY LINEⅡ 2009年12月~:より速く、記録更新を目指し続ける一般アスリートのための競泳水着<FINA承認>
- SUNNY SWIM:競技用素材を使用しつつ、露出の控えめなカッティングが着やすいモデル。マスターズや一般スイマー向き<FINA一部未承認)>
- EXER SUITS:フィット素材や長持ち素材使用で、塩素による耐久性にとても強いトレーニング用モデル<公式大会での使用不可>
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