1回目は柔道界と水泳界についての比較を書きましたが、今回は、体罰の良し悪しについて考えてみたいと思います。
体罰の良し悪しについて語る時、様々なケースがあるため、それを整理して考える必要があると思います。
「どんなケースでも体罰はダメ」という意見もあれば、「場合によっては許される」という意見もあるでしょう。
今回は、「場合」をもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
What(何)・・・体罰
- 入院しない程度ならOK ――――― 大げさにならなければOKでは?
- 病院にお世話にならない程度ならOK ――――― 費用がかからなければOKでは?
- 怪我を負わせなければOK ――――― 少しくらいはOKでは?
- 体に痛みを伴わなければOK(例:バケツをもって廊下で立つ) ――――― みんな経験あるはず?
- どんな体罰もNG
- 戦国時代まではOK、天下泰平となってからはNG ――――― 武士の時代は体罰なんて当たり前?
- 江戸時代まではOK、明治以降はNG ――――― フランス革命(1789年)以前は、そもそも人権という言葉がなかった?
- 戦前はOK、戦後はNG ――――― 修身の教科書の時代は体罰は当たり前?
- 昭和まではOK、平成はNG ――――― ここ最近だけでしょう。体罰が問題視れれるようになったのは・・・
- どの時代でもNG
- 軍隊の中ではOK ――――― 生きるか死ぬかの世界では、体罰も必要
- 相撲部屋ではOK ――――― 殺してはダメですが・・・
- 学校の中ではOK ――――― 言っても分からないやつには体罰OK?
- 家庭の中ではOK ――――― 躾の家庭方針は、よそからつべこべ言われたくない
- どこであろうとNG
Who(誰が)Whom(誰に)
- 上官→部下・・・OK ――――― 「貴様それでも軍人か!歯をくいしばれ!」
- 親方→弟子・・・OK ――――― 昔の徒弟制度では、体罰は当たり前?
- 先生→生徒・・・OK ――――― 金八先生ならOK?
- 親→子供・・・OK ――――― 星一鉄と星飛雄馬ならOK?
- 誰であろうとNG
Why(なぜ)
- 大勢の人を傷つけた場合はOK ――――― 二度としないように体罰は必要?
- 大勢の人に迷惑をかけた場合はOK ――――― 二度としないように体罰は必要?
- 人を傷つけた場合はOK ――――― 相手の感情を考えれば体罰も必要?
- 人に迷惑をかけた場合はOK ――――― 相手の感情を考えれば体罰も必要?
- どんな理由があろうとNG
How(どのように)
- 武器を使わなければOK ――――― さすがに武器はいけないでしょう
- 素手ならOK ――――― 殴った方の手も痛いのでお相子?
- 愛情があればOK ――――― 愛のムチは必要でしょう
- 愛情が相手に伝わっていればOK ――――― 愛情があるだけではダメ、でも相手に伝わっていれば良いのでは?
- どのように行ってもNG
上記の組み合わせは、15,625通り(=5×5×5×5×5×5)あります。
私の経験を紹介します。
- 時は昭和、小学生の頃、学校で先生に、バケツをもって立たされた経験があります。
- 家で、息子に対して、体に痛みを伴わない体罰を愛情をもって行った経験があります。
皆さんはどのように思われますか?
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