2012年7月2日月曜日

My favorite swimmer Part1 --- John Naber

水泳の練習を休んだ日は、My favorite swimmerと題して、私の好きな水泳選手を紹介していきたいと思います。
栄えある第1回目の今日、紹介する選手は、ジョン・ネーバーです。

紹介の前に、なぜ私が彼を好きになった訳を説明します。

時は24年ほど前、私は中学生で、水泳の練習に明け暮れていた頃の話です。
モントリオールオリンピックが夏に開催されており、当時水泳部だった私は、活躍する水泳選手にあこがれを感じていました。
その中で強い印象を受けた選手が3名いました。
ジム・モンゴメリー選手、ブライアン・グッデル選手、そしてジョン・ネーバー選手です。

ネーバー選手は、ダイナミックな背泳ぎで他の選手を寄せ付けず驚異的な世界記録で優勝。
私はその強さにすっかり魅了されました。

モントリオールオリンピックで彼の出した200m背泳ぎの世界記録1分59秒19は、今では信じがたい話ですが、同じモントリオールオリンピックの200mバタフライ優勝タイム(1分59秒23)を上回る記録です。

この記録は世界で初めて2分を切った記録であり、1983年にリック・ケアリー選手(米国)が1分18秒93のタイムを出すまで7年もの間、破られることはありませんでした。

100m背泳ぎでも、モントリオールオリンピックで55秒49という世界新記録で金メダルを取りました。この記録も、リック・キャリー選手が1983年に55秒44で世界新を出すまで破られませんでした。
ネーバーの世界新以降、7年後にようやく0.05秒更新できたわけです。

次に、オリンピックの男子200m背泳ぎゴールドメダリストの記録を紹介します。
・1972年 ミュンヘン     2分02秒62 ローラント・マッテス(東ドイツ)
・1976年 モントリオール  1分59秒19 ジョン・ネーバー(米国)
・1980年 モスクワ      2分01秒93 ウラダール・シャンドール(ハンガリー)
・1984年 ロサンゼルス   2分00秒23 リック·キャリー(米国)
・1888年 ソウル       1分59秒37 イゴール·ポリャンスキー(ソビエト連邦)
・1992年 バルセロナ    1分58秒47 マーティン・ロペス(スペイン)

これらの事実は、当時のネーバーの記録が、いかに傑出していたかを示しています。

最後に、彼が大活躍したモントリオールオリンピックの記録を記しておきます。
100m背泳ぎ 55秒49 優勝 世界新
200m背泳ぎ 1分59秒19 優勝 世界新
4 x 200自由形リレー 7分23秒22 優勝 世界新
4 x 100mメドレーリレー 3分42秒22 優勝 世界新
・200m自由形 1分50秒50 2位

ちなみに、200m自由形の3位は、100m自由形で人類初の50秒を切り「人間魚雷」の異名を持つジム・モンゴメリー選手でした。

以下、参考資料です。
・World record progression 100 metres backstroke
・World record progression 200 metres backstroke
・モントリオールオリンピックにおける競泳競技
・Swimming at the 1976 Montréal Summer Games Men's 200 metres Backstroke

・ウィキペディアによる彼の紹介
ジョン・ネーバー(John Naber、1956年1月20日 - )はアメリカの男子競泳選手である。
モントリオールオリンピックで100m、200mの背泳ぎでともに当時の世界新記録で金メダルを獲得した。
特に200mでは、史上初めて2分を切る1分59秒19の驚異的なタイムで優勝した。
また、400mメドレーリレーでも背泳ぎで世界新記録・金メダルに貢献し、800mリレーでも、第三泳者として自由形で出場し、やはり世界新記録・金メダルに貢献し、さらに200m自由形でも銀メダルを獲得した。
結局、彼はモントリオールオリンピックで4個の金メダルをすべて世界新記録で獲得する大活躍であった。
 彼が背泳ぎの折り返しで用いたターンはネーバーターン(Naber turn)という名前がつき、現在も個人メドレーで背泳ぎから平泳ぎに移行する際に用いられている。

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