シリーズ”My favorite swimmer ”第2弾、今回は前回同様、モントリオールオリンピックで活躍した選手を紹介します。
ジム・モンゴメリー、人類で初めて100mを50秒を切って泳いだことで有名な選手です。
モントリオールオリンピックの男子100m自由形は、人類初の50秒を切ることができるか注目を集めていました。
そして、その結果、モンゴメリー選手が49秒99という大変ドラマチックなタイムで優勝しました。
このシーンはテレビで何度も流れ、アナウンサーが言った「49秒99すごい!」という言葉を、今でも鮮明に覚えています。
しかし、この有名な世界記録は、ジョン・ネーバーの200m背泳ぎと違い、20日後にあっさり更新されてしまします。
ジョンティ・スキナーという無名の南アフリカ選手が、アメリカで行われた、Senior National AAU Outdoor Championshipsという大会で49秒44という驚異的な世界記録を打ち立て、世界に衝撃を与えたのです。
このスキナー選手は、モントリオールオリンピックには出場しておらず、世界最速はモンゴメリーではなくスキナーだ、これからはスキナーの時代だ、などと評されました。
しかし、スキナー選手はその後、世界新を更新したりオリンピックで活躍したりすることなく、マット・ビオンディの時代に入っていくことになりました。
(スキナー氏はその後、トップコーチとして活躍。水泳テキストを数多く著作している中央大学監督の高橋雄介氏は、コーチとしての指導をスキナー氏より教わっている)
最後に、ジム・モンゴメリー選手のモントリオールオリンピックの記録を紹介しておきます。
・100m自由形 49秒99 優勝 世界新
・200m自由形 1分50秒58 3位
・4 x 200自由形リレー 7分23秒22 優勝 世界新
・4 x 100mメドレーリレー 3分42秒22 優勝 世界新
以下、ウィキペディアによる彼の紹介です。
ウィスコンシン州マディソン出身。
1976年に開催された、モントリオールオリンピックの100m自由形、400mメドレーリレー、800mリレーでいずれも当時の世界新記録で3個の金メダル、また200m自由形でも銅メダルを獲得した。
特に100m自由形では、当時人類の夢と言われた50秒を切る49秒99の画期的タイムを決勝でマークして優勝した。
競泳スタイルは強烈な8ビ-トのストロ-クより『人間魚雷』とも称された。
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