日本水泳連盟は今日の常務理事会で、競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(49)の続投を決めました。
任期は2016年リオデジャネイロ五輪までです。
上野広治競泳委員長は続投理由について、「続投させない理由がない」と説明しました。
平井コーチは、ロンドン五輪で戦後日本史上最多となる11個のメダルを獲得。
愛弟子の寺川綾選手も、女子選手をひっぱり個人とリレーの2種目で銅メダルを獲得するなど大活躍しました。
来年4月からは東洋大のコーチに就任し、今や日本の宝とも言えるで花の高3トリオの萩野公介選手と山口観弘選手を指導することが決まっています。
上野委員長が言うように、降番する理由などどこにもありません。
平井コーチの実績として一番有名なのは、オリンピック2冠2連覇を果たした北島康介選手を育てたことでしょう。
しかし、それ以上に評価されていることは、選手個人にのしかかる重圧を軽減させるために、個人競技である競泳を一つのチームとして組織したことです。
かつて、日本選手は本番に弱いと言われていました。
特にアトランタ五輪では、複数のメダル候補がいながら、全員、自分の力を発揮できず、メダルゼロに終わりました。
ロンドン五輪では、重圧に苦悩する顔をした選手は一人もいませんでした。
全員、自分の課題やなすべきことが明確になっており、自信に満ち溢た表情をしていました。
また、チームが一丸となるメリットを肌で理解し、チームの中で、今自分が何をすべきかも明確に捉えていました。
チーム力を向上させたことが、ロンドン五輪の好成績を生み出したのです。
さて、4年後のリオ五輪に向けて、平井ヘッドコーチは日本の課題を何と捉え、どのような戦略を立てて日本選手団の強化を図っていくのか・・・。
平井コーチの動向に注目していきたいと思います。
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