2013年4月4日木曜日

続、平泳ぎの規則改定について

平泳ぎの規則がかわるかも知れないというニュースに対して、一昨日、「平泳ぎの規則改定について」と題して意見を言わせてもらいましたが、言い足りないので、再び書きます。

問題その1
  1. バタフライは15mまでドルフィンキックが許されている。
  2. バタフライとドルフィンキックでは、ドルフィンキックの方が速い。
この二つの事実から言えることは、バタフライという種目は、バタフライの実力を競うものではなく、個人メドレーのように、ドルフィンキックとバタフライという複数の泳ぎの実力を競う種目だというこです。
背泳ぎとバサロについても同様のことが言えます。
水泳や陸上といった人のカラダ一つで勝負するスポーツは、普遍的、かつ、単純明快なルールであるべきです。

問題その2
平泳ぎが15mまでドルフィンキックが許されるようになれば、平泳ぎの練習方法も変わってきます。
平泳ぎの選手は、7月の総会で決まるまで、ドルフィンキックの練習をすべきかどうか、迷うことになります。

問題その3
平泳ぎ選手の勢力図が一気に変わる。ドルフィンキックの上手な選手が上位に入り、苦手な選手が低迷します。

問題その4
記録の価値が歪む。これまでの世界記録とドルフィンキック解禁後の世界記録は比較できるものではないのに、これまでの世界記録は元世界記録になってしまいます。

いくつか、問題を挙げさせてもらいましたが、変更理由が飛び込み後の泳法違反が判定しづらいとった運営サイドの視点であり選手サイドの視点でないことが気になります。
スポーツのルールは選手が公平に勝負するためのものです。
時代間の公平性を踏みにじる今回のルール変更の提案は、断じて反対です。

私がここまで反対する理由は、ただひとつ!!!・・・ドルフィンキックが苦手だからです・・・

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